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直前
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すぐまへ
ふりがな文庫
“
直前
(
すぐまへ
)” の例文
御
(
お
)
寺の
直前
(
すぐまへ
)
に立つたのでは容易に大きな塔の全体が眼に
入
(
い
)
らないので僕等四人は
其
(
その
)
広場の上を
後退
(
あとしざ
)
りし
乍
(
なが
)
ら眺めるのであつた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
直前
(
すぐまへ
)
のK法学士が、
溜
(
たま
)
らなささうに
喚
(
わめ
)
いて眼を
露
(
む
)
くと、皆は一度に眼を
開
(
あ
)
いて笑ひ出した。娘はとう/\
居溜
(
ゐたゝま
)
らなくなつて次の
室
(
ま
)
に逃げ出したさうだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
ある日の事青山三丁目から電車に乗り込んで吊り皮に
垂下
(
ぶらさが
)
つてゐると、
直前
(
すぐまへ
)
に腰を掛けてゐる
海驢
(
あしか
)
のやうな顔をした海軍大尉が、急に挙手注目して席を譲つて呉れた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“直前”の意味
《名詞》
直前(ちょくぜん)
すぐ前の時間。接続助詞や副詞のようにも用いられる。
目の前。
(出典:Wiktionary)
直
常用漢字
小2
部首:⽬
8画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“直”で始まる語句
直
直接
直々
直衣
直様
直垂
直截
直参
直義
直段