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目途
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あて
ふりがな文庫
“
目途
(
あて
)” の例文
何処
(
どこ
)
と云って
便
(
たよ
)
って
往
(
ゆ
)
く
目途
(
あて
)
もございませんが、
彼
(
か
)
の若江から春部の処へ送った文が残っていて、春部は家出をした
廉
(
かど
)
はあるが、春部が父を殺す道理はない
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その金が使い尽くされた後には今のところ、何をどうするという
目途
(
あて
)
は露ほどもなかった。葉子はふだんの葉子に似合わずそれが気になり出してしかたがなかった。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
外
(
ほか
)
に出来る
目途
(
あて
)
もないけれども、仲の町の
井桁伊勢屋
(
いげたいせや
)
から来るお侍の、
青髭
(
あおひげ
)
の生えた色の白い
丈
(
せい
)
の高いお客は、来て/\来抜くが、わちきは
厭
(
い
)
やーでなりまへんから
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
若気の至りとは云いながら、
高
(
たか
)
も家も捨てゝ、春部梅三郎は二十三歳で、其の時分の二十三は当今のお方のように智慧分別も進んでは居りませんから、落着く先の
目途
(
あて
)
もなく
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
去年の正月五日の晩万年橋の欄干で首を縊ろうとするとこを助け、恩にかけるんじゃアねえが、
宜
(
い
)
いかえ重さん、お屋敷へ刀が納まれば宜いと思って、
目途
(
あて
)
の無い事でもねえというのは
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
小「必らず出るという
目途
(
あて
)
はあるまい、
慥
(
たしか
)
に認めた処はないのだろう」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“目途”の意味
《名詞:もくと》
目 途(もくと)
目印。目標。
(出典:Wiktionary)
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
途
常用漢字
中学
部首:⾡
10画
“目”で始まる語句
目
目的
目出度
目前
目標
目貫
目覚
目論見
目下
目論