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皎月
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こうげつ
ふりがな文庫
“
皎月
(
こうげつ
)” の例文
小杜
(
こもり
)
の蔭に潜んで
覗
(
のぞ
)
きいると、暫時して妍華超絶
止
(
ただ
)
に別嬪どころでなく、真に神品たる処女、多人数諸方より来り集い、全く露形して
皎月
(
こうげつ
)
下に身を洗う。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
国歩
艱難
(
かんなん
)
にして策
未
(
いま
)
だ
成
(
な
)
らず、身を忘れ
聊
(
いささ
)
か
野芹
(
やきん
)
の誠を献ず。才
疎
(
うと
)
く万事人望に
違
(
たが
)
い、徳薄く多年世情に
負
(
そむ
)
く。
皎月
(
こうげつ
)
の門前に
誰
(
たれ
)
か石を折り、芳梅の
籬外
(
りがい
)
に
渠
(
なん
)
ぞ
楹
(
えい
)
を斬る。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
平次の手は雨戸にかかると、アッと言う間もなく一枚引開けましたが、外は、雪の上に照る十三夜の
皎月
(
こうげつ
)
。狭い庭はたった一と眼に見渡されますが、物の
翳
(
かげ
)
もありません。
銭形平次捕物控:021 雪の精
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“皎月”の意味
《名詞》
明るく照る月。
(出典:Wiktionary)
皎
漢検1級
部首:⽩
11画
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
“皎”で始まる語句
皎々
皎
皎刀
皎潔
皎玉
皎剣
皎刃
皎日
皎歯
皎殿