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こうげつ
語句 | 割合 |
江月 | 55.6% |
皎月 | 33.3% |
皓月 | 11.1% |
そう仰っしゃらずにといいながらも
強いては争わず、もうそのことは忘れたように、
江月照ラシ
松風吹ク、
永夜清宵何ノ
所為ゾと
悠々たる調子で吟じた。
国歩
艱難にして策
未だ
成らず、身を忘れ
聊か
野芹の誠を献ず。才
疎く万事人望に
違い、徳薄く多年世情に
負く。
皎月の門前に
誰か石を折り、芳梅の
籬外に
渠ぞ
楹を斬る。
谷あいの小径は、そうしてよもの山々は、すでに
皓月の下にくっきりと照らしだされているのであった。