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江月
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こうげつ
ふりがな文庫
“
江月
(
こうげつ
)” の例文
例えば、
江月
(
こうげつ
)
和尚のごとき、原伯茶宗のごとき、あるいは、
一茶
(
いっさ
)
の書なんぞは、そんなことをいって宜しいと思います。
よい書とうまい書
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
そう仰っしゃらずにといいながらも
強
(
し
)
いては争わず、もうそのことは忘れたように、
江月
(
こうげつ
)
照ラシ
松風
(
しょうふう
)
吹ク、
永夜
(
えいや
)
清宵
(
せいしょう
)
何ノ
所為
(
しょい
)
ゾと
悠々
(
ゆうゆう
)
たる調子で吟じた。
蘆刈
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
指南間
(
しなんま
)
ともいえるであろう、まず床には狩野派の
清洒
(
せいしゃ
)
な
細軸
(
ほそもの
)
、
江月
(
こうげつ
)
の
書額
(
しょがく
)
、
螺鈿彫
(
らでんぼり
)
の千鳥棚、隅には
琉球朱
(
りゅうきゅうしゅ
)
の机、中ほどには華やかな
鍋島絨毯
(
なべしまじゅうたん
)
が敷かれてあって
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
日本における書道史上、有名な坊さんにしても、京都の大徳寺の坊さんは、ご承知の
清巌
(
せいがん
)
にしても、
江月
(
こうげつ
)
にしましても、また
春屋
(
しゅんおく
)
にしましても、非常にみな優美であります。
習書要訣:――美の認識について――
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
黄檗
(
おうばく
)
などはいうに及ばず、大徳寺の名僧たちでさえ、(春屋禅師などを除いては)殆どすべてがいわゆる僧侶型に縛られている。
江月
(
こうげつ
)
和尚の如きでさえ、大体は僧侶型を脱してはいないのである。
魅力と親しみと美に優れた良寛の書
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
“江月”の意味
《名詞》
江上の月。
(出典:Wiktionary)
江
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
“江月”で始まる語句
江月照
江月照松風吹