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白川
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しらかわ
ふりがな文庫
“
白川
(
しらかわ
)” の例文
白川
(
しらかわ
)
のほうからこの岡崎の丘の林へのぼって来る小さい人影が分るのだ、
飄々
(
ひょうひょう
)
として、春のかぜに、黒い
法衣
(
ほうえ
)
のたもとがうごいている。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それでも
飛騨
(
ひだ
)
の
白川
(
しらかわ
)
のような
辺鄙
(
へんぴ
)
な土地では、たった一人の
大工
(
だいく
)
がきて
棟上
(
むねあ
)
げまですむと、あとは村の人にまかせてかえったそうである。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
格好のいい
芙蓉峰
(
ふようほう
)
が遥か彼方に
聳
(
そび
)
えている。その
裾
(
すそ
)
を
繞
(
めぐ
)
って東から西へと、秋の太陽の光線を反射させて銀色に光る
白川
(
しらかわ
)
が、
白絹
(
しろぎぬ
)
を
晒
(
さら
)
したようにゆったりと流れている。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
初めて尋ねた先生の家は
白川
(
しらかわ
)
の河畔で、
藤崎神社
(
ふじさきじんじゃ
)
の近くの閑静な町であった。「点をもらいに」来る生徒には断然玄関払いを食わせる先生もあったが、夏目先生は平気で快く会ってくれた。
夏目漱石先生の追憶
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
その後、肥後の
白川
(
しらかわ
)
、都近くは江口、
神崎
(
かんざき
)
、東海道の駅々には、大磯、
黄瀬川
(
きせがわ
)
、池田などに名を
謳
(
うた
)
われた。遊女屋としてやや
体
(
たい
)
を成しかけたのは、
播州
(
ばんしゅう
)
の
室津
(
むろつ
)
あたりであろうとのことです。
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“白川”で始まる語句
白川郷
白川御影
白川楽翁
白川資訓卿
白川鉄之助