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畳付
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たたみつき
ふりがな文庫
“
畳付
(
たたみつき
)” の例文
それからまたその
良人
(
おっと
)
さんには
腕車
(
くるま
)
へ乗る入費や
畳付
(
たたみつき
)
の
駒下駄
(
こまげた
)
を買う入費を倹約して台所へお向けなさいと勧めます。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
蒲団の綿が厚いので、私の体は
畳付
(
たたみつき
)
の悪い徳利のやうにどうかすると前へのめりさうでした。
中宮寺の春
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
十五円の俸給は何処に
怎
(
どう
)
使つて了ふのか、時として二円五十銭といふ
畳付
(
たたみつき
)
の下駄を穿いたり、馬鹿に派手な羽織の紐を買つたりするのは人の目にも見えるけれど、
残余
(
あと
)
が怎なるかは
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
不断著
(
ふだんぎ
)
のままで外へ出たのを、
叱
(
しか
)
られはすまいかという心配と、
穿
(
は
)
いているぽっくりという
下駄
(
げた
)
、赤塗の
畳付
(
たたみつき
)
で
綺麗
(
きれい
)
な鼻緒がたって、初めは
他所
(
よそ
)
ゆきだったのが、古くなってすっかり減ってしまい
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
畳
常用漢字
中学
部首:⽥
12画
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“畳”で始まる語句
畳
畳紙
畳敷
畳句
畳半
畳数
畳廊下
畳々
畳算
畳鰯