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男勝
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おとこまさ
ふりがな文庫
“
男勝
(
おとこまさ
)” の例文
デモ母親は
男勝
(
おとこまさ
)
りの気丈者、貧苦にめげない
煮焚
(
にたき
)
の
業
(
わざ
)
の片手間に一枚三厘の
襯衣
(
シャツ
)
を
縫
(
く
)
けて、身を
粉
(
こ
)
にして
掙了
(
かせ
)
ぐに追付く貧乏もないか、どうかこうか湯なり
粥
(
かゆ
)
なりを
啜
(
すすっ
)
て
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
いくら
男勝
(
おとこまさ
)
りの寡婦だと言っても、到底女の手に合わぬ力わざが米作には多かった。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
すると、子爵家に
男勝
(
おとこまさ
)
りの乳母がいましてな。
黄鳥の嘆き:——二川家殺人事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
全く
眼色
(
めつき
)
のような気象で、勝気で、鋭くて、
能
(
よ
)
く何かに気の附く、口も八丁手も八丁という、一口に言えば
男勝
(
おとこまさ
)
り……まあ、そういった
質
(
たち
)
の人だったそうな、——私は子供の事で一向夢中だったが。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
男
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
勝
常用漢字
小3
部首:⼒
12画
“男”で始まる語句
男
男女
男子
男振
男児
男衆
男妾
男爵
男性
男達