“甲論乙駁”の読み方と例文
読み方割合
こうろんおつばく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今見れば何でもないい画であるが、好奇心から評判になると同時に道学先生の物議をし、一時論壇は裸体画論を盛んに戦わして甲論乙駁らくは止まなかった。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「誰とも知らぬ二、三の人と出逢って、ここに立寄ったが、医道について論ずるのに、甲論乙駁という有様で果てしがなく、ついに言伏せはしたが、ひどく疲れた」
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
しかれどもこれらの事件は他の事件と聯絡して一時歌界の問題となり、甲論乙駁喧擾を極めたるは世人をしてやや歌界に注目せしめたる者あり。新年以後病苦益〻加はり殊に筆を取るに悩む。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)