“駁論”の読み方と例文
読み方割合
ばくろん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、どうしてそれどころか、あれは心理学者ミュンスターベルヒに、いやハーバードの実験心理学教室に対する駁論ばくろんなんだよ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
三宅は、云い込められた口惜しさを、うかして晴そうと、駁論ばくろんの筋道を考えているらしく口の辺りをモグ/\させていた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
明慧みょうえ上人の駁論ばくろんを読んだ者は、また必ず、もういちど法然上人の選択集せんじゃくしゅうを読んで、両方の教理を比較してみた。その結果
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)