田子たこ)” の例文
つかはしたる喜八とやらんとられたるや又外に有事あることなるかと不審ふしんに思ひよくけば其人そのひとは全く彼の八に相違さうゐなく火付盜賊におちいり近々きん/\火罪ひあぶりとの事なりしかば田子たこ伊兵衞いへゑ思ふはとがなき者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
こゝまた田子たこの伊兵衞は質屋しちや火付盜賊ひつけたうぞく召捕めしとら近々きん/\引廻ひきまはしにでるよしうはさきゝさては我八十りやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)