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産着
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うぶぎ
ふりがな文庫
“
産着
(
うぶぎ
)” の例文
きみはバルブレンのおっかあの所へ手紙をやって、きみが拾われたときの
産着
(
うぶぎ
)
がどんなふうであったか、たずねてみたらどうだ。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
ある日、相当な
産着
(
うぶぎ
)
にくるまれ泣き叫んでる生まれたばかりの大きな男の児が
牡蠣籠
(
かきかご
)
みたいな籠の中に入れられて、彼の家に持ち込まれた。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
貌と反対に美しい声で、恐らくはやがて生れる子供の
産着
(
うぶぎ
)
でも縫つてゐるのであらう、浮き浮きした調子が感ぜられた。
癩を病む青年達
(新字旧仮名)
/
北条民雄
(著)
死んだ赤子は、やがて真白い
産着
(
うぶぎ
)
を着せられて、二枚折りの
屏風
(
びょうぶ
)
の蔭に
臥
(
ね
)
かされた。医師や産婆の帰る時分には長い悩みのあと産婦も安静な眠りに沈んでいた。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
おたよりをくださいましたら、またそのとき
産着
(
うぶぎ
)
の一枚も贈りましょうわい
右門捕物帖:06 なぞの八卦見
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
▼ もっと見る
船「
御簾
(
みす
)
になる竹の
産着
(
うぶぎ
)
や皮草履かね。」
町中の月
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
それはりっぱな
絹
(
きぬ
)
の
産着
(
うぶぎ
)
で
想像
(
そうぞう
)
したところと、目の前の事実とはこのとおりちがっていた。でもそれがなんだ。
愛情
(
あいじょう
)
は
富
(
とみ
)
よりもはるかに
貴
(
たっと
)
い。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
夢想したりしゃべったりしながら、小さな衣装や
産着
(
うぶぎ
)
を作りながら、小さな長衣や胴着や下着をこしらえながら、子供は若い娘になり、若い娘は大きな娘となり、大きな娘は人妻となるのである。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
やっとおなかがいっぱいになると、みんなは
炉
(
ろ
)
の前へ連れて行って、着物をぬがしてみると、なにしろきれいなうすもも色をした子どもで、りっぱな
産着
(
うぶぎ
)
にくるまっていた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
“産着”の解説
産着(うぶぎ、初着とも書く)は、生まれたばかりの子に初めて着せる衣服。初めてのお宮参りの晴れ着を指す場合もある。日本におけるベビー服。麻の葉文様がよく使われ、背には背守りをつける。宮参り着は、嬰児の晴れ着である。
(出典:Wikipedia)
産
常用漢字
小4
部首:⽣
11画
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
“産”で始まる語句
産
産褥
産屋
産衣
産毛
産土
産土神
産婆
産声
産湯