生質おひたち)” の例文
半四郎と云此兄の半作は至つて穩當をんたう生質おひたちなれば是所謂惣領そうりやうの甚六とか云が如し然れども惣領のじん々々/\と世間にては馬鹿者ばかものの樣に云ども勿々なか/\にあらず既に諸侯にては御嫡子と稱し町人ならば家の跡取あととりまたざい家農家などにては遺跡ゐせき樣といふ惣領そうりやう遺跡ゐせきいふ道理もつともなりこれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)