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生母
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せいぼ
ふりがな文庫
“
生母
(
せいぼ
)” の例文
周三はまた、「
何點
(
どこ
)
か俺の
生母
(
せいぼ
)
に似た
點
(
とこ
)
がある。」と思ツた。で何となく
懐慕
(
なつか
)
しいやうにも思はれ、また其の
淋
(
さび
)
しい
末路
(
まつろ
)
が
哀
(
あはれ
)
になツて
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
彼の
生母
(
せいぼ
)
の最後の運命に関する僕の話は、わずか二三分で尽きてしまった。彼は
遺憾
(
いかん
)
な顔をして彼女の名前を聞いた。
幸
(
さいわい
)
にして僕は
御弓
(
おゆみ
)
という古風な名を忘れずにいた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
抑
(
そもそ
)
も周三が
生母
(
せいぼ
)
の手を
離
(
はな
)
れて、父子爵の
手許
(
てもと
)
へ迎へられたのは、彼が十四の春であつた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
此の間、彼の頭に殘るやうな出來事と謂へば、
誰
(
ただ
)
生母
(
せいぼ
)
に
亡
(
な
)
くなられた位のことであつた。それすら
青春
(
せいしゆん
)
の血の
燃
(
も
)
ゆる彼に取つては、些と輕い悲哀を感じた位のことで、決して
左程
(
さほど
)
の打撃では無かつた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
“生母”の意味
《名詞》
生母(せいぼ)
生みの親。
(出典:Wiktionary)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死