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瓢箪鯰
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ひょうたんなまず
ふりがな文庫
“
瓢箪鯰
(
ひょうたんなまず
)” の例文
「まあ、
瓢箪鯰
(
ひょうたんなまず
)
ねえ、橋寺さんは。———一日も早く新しい家庭をお持ちになった方が、先の奥さんだって本当は草葉の蔭でお喜びになるのよ」
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
現実に、彼女の成功は、英雄ならばけっして持ってはならぬすべての性質——言い抜け上手、
瓢箪鯰
(
ひょうたんなまず
)
、不決断、狐疑、吝嗇などのおかげなのである。
エリザベスとエセックス
(新字新仮名)
/
リットン・ストレイチー
(著)
お父さんは僕のことを
横着
(
おうちゃく
)
ものだといって
貶
(
けな
)
しても、自分もこの通り
瓢箪鯰
(
ひょうたんなまず
)
である。都合の悪いことは努めて聞き流そうとする。腹がへっていなくても、これが癖だ。
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
捏造
(
ねつぞう
)
記事か
与太
(
よた
)
記事かを見分けるためには、猫の眼玉みたいに変化する世界列強のペテンのかけ合いから、インチキとヨタでゴッタ返す政局の裏表、
瓢箪鯰
(
ひょうたんなまず
)
の財界の趨勢
山羊髯編輯長
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「
槍持奴
(
やりもちやっこ
)
」とか、「鬼に三味線」とか、「
提灯釣鐘
(
ちょうちんつりがね
)
」とか、「
瓢箪鯰
(
ひょうたんなまず
)
」とか、「
女虚無僧
(
おんなこむそう
)
」とか、「若衆」とか、「竹に虎」とか、「
鷲
(
わし
)
」とか、「
鷹
(
たか
)
」とか、その数は多い。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
▼ もっと見る
「
瓢箪鯰
(
ひょうたんなまず
)
とは政治屋のことですよ。」と今もF君は吐き棄てるように罵った。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
追ひ詰められるまでは
瓢箪鯰
(
ひょうたんなまず
)
に受け流してゐて、土壇場へ来るとヒヨイと寝返る。
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「あんなのを
瓢箪鯰
(
ひょうたんなまず
)
っていうんだよ」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
追ひ詰められるまでは
瓢箪鯰
(
ひょうたんなまず
)
に受け流してゐて、
土壇場
(
どたんば
)
へ来るとヒヨイと寝返る。
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
追い詰められるまでは
瓢箪鯰
(
ひょうたんなまず
)
に受け流していて、
土壇場
(
どたんば
)
へ来るとヒョイと寝返る。
猫と庄造と二人のおんな
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
瓢
漢検準1級
部首:⽠
17画
箪
漢検準1級
部首:⽵
15画
鯰
漢検1級
部首:⿂
19画
“瓢箪”で始まる語句
瓢箪
瓢箪池
瓢箪形
瓢箪山
瓢箪男
瓢箪型
瓢箪屋
瓢箪棚
瓢箪瓜
瓢箪板