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瑞
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みず
ふりがな文庫
“
瑞
(
みず
)” の例文
血がもう出ないのを知ると、彼女の眼は
瑞
(
みず
)
みずしく輝いて、五月の夜明けよりも薔薇色になって
起
(
た
)
ち上がりました。
世界怪談名作集:05 クラリモンド
(新字新仮名)
/
テオフィル・ゴーチェ
(著)
彼のいた所からは見えなかったが、その仕掛ははね
釣瓶
(
つるべ
)
になっているらしく、汲みあげられて来る水は大きい木製の釣瓶
桶
(
おけ
)
に溢れ、樹々の緑が
瑞
(
みず
)
みずしく映っている。
城のある町にて
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
然しお祭騒ぎをされずに、
瑞
(
みず
)
々しい若葉の朝を、きわめて小人数の人に護られて来た仏は、貧しいながら何か幸福のようにも思われ、悲しい人事ではあるが、微笑まれもしたのである。
寺町
(新字新仮名)
/
岩本素白
(著)
上流さして左岸の林道を進めば、胸のひろがるような、力が余って、
体
(
からだ
)
じゅうにひしめくような、山登り——という一つの大きな仕事——の初めの気構えというものは、いつもながら
瑞
(
みず
)
々しい限りだ。
ある偃松の独白
(新字新仮名)
/
中村清太郎
(著)
瑞
漢検準1級
部首:⽟
13画
“瑞”を含む語句
瑞西
瑞々
瑞典
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瑞雲
瑞典小農生活
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瑞長直頼
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