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現心
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うつつごころ
ふりがな文庫
“
現心
(
うつつごころ
)” の例文
美作は酔漢のそれかのように、
現心
(
うつつごころ
)
もないように、依然として抜き身を下げたままで、ヒョロヒョロ、ヒョロヒョロと歩いて来る。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
切
(
せ
)
めては父母
兄弟
(
けいてい
)
に
余所
(
よそ
)
ながらの
暇乞
(
いとまご
)
いもなすべかりしになど、様々の思いに
耽
(
ふけ
)
りて、睡るとにはあらぬ
現心
(
うつつごころ
)
に、何か騒がしき物音を感じぬ。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
死顔でも見たい、もう一度逢いたい。と
現心
(
うつつごころ
)
にいいければ、察し遣りて泰助が、彼の心を激まさんと
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
四辺
(
あたり
)
は
燦爛
(
さんらん
)
たる
黄金白銀
(
こがねしろがね
)
の落葉の秋の景色でしたから、この目覚しさに、自分のしたことながら、自分のしたことに目を覚して、その
夥
(
おびただ
)
しい金銀の落葉に眩惑し、
現心
(
うつつごころ
)
で
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
現
常用漢字
小5
部首:⽟
11画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“現”で始まる語句
現
現在
現場
現世
現身
現今
現象
現場不在証明
現実
現代