“黄金白銀”の読み方と例文
読み方割合
こがねしろがね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神尾は槍を投げ捨てて、バラリバラリとその金銀を引出してはバラき、つかみ出しては投げ散らすものですから、暗澹たる座敷の中が、黄金白銀こがねしろがねの花。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
四辺あたり燦爛さんらんたる黄金白銀こがねしろがねの落葉の秋の景色でしたから、この目覚しさに、自分のしたことながら、自分のしたことに目を覚して、そのおびただしい金銀の落葉に眩惑し、現心うつつごころ
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)