“こがねしろがね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黄金白金50.0%
黄金白銀25.0%
金銀25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よし、もう一度調べてみよう。それでも音色に変りがなかったら、十万二十万は愚かのこと、百万にもあまる黄金白金こがねしろがねが、あの別荘にあるものと、見究めたところで間違いはねえ。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
神尾は槍を投げ捨てて、バラリバラリとその金銀を引出してはバラき、つかみ出しては投げ散らすものですから、暗澹たる座敷の中が、黄金白銀こがねしろがねの花。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
四辺あたり燦爛さんらんたる黄金白銀こがねしろがねの落葉の秋の景色でしたから、この目覚しさに、自分のしたことながら、自分のしたことに目を覚して、そのおびただしい金銀の落葉に眩惑し、現心うつつごころ
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
真女児は貴郎あなたが時どきここへ来ていっしょにいてくれるならいいと云って、金銀こがねしろがねを餝った太刀を出して来て、これはさきの夫の帯びていたものだと云ってくれた。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)