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猟犬
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かりいぬ
ふりがな文庫
“
猟犬
(
かりいぬ
)” の例文
旧字:
獵犬
ト、いへば
猟犬
(
かりいぬ
)
は
打点頭
(
うちうなず
)
き、「さもありなんさもこそと、某も
疾
(
と
)
く
猜
(
すい
)
したり。さらば御身が言葉にまかせて、某が名も名乗るべし。 ...
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
いつぞや、小松谷の
阿弥陀堂
(
あみだどう
)
で、どこかの
猟犬
(
かりいぬ
)
に腕を
咬
(
か
)
まれた時、あまり血が出て止まらないので、あの方の泊っている宿へ行って医者を
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御殿場のここの
駅路
(
うまやじ
)
、一夜寝て
午夜
(
ごや
)
ふけぬれば、まだ深き
戸外
(
とのも
)
の闇に、早や目ざめ
猟犬
(
かりいぬ
)
が群、
勢
(
きほ
)
ひ起き鎖曳きわき、
跳
(
おど
)
り立ち啼き立ち
急
(
せ
)
くに、朝猟の公達か、あな
観想の時:――長歌体詩篇二十一――
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
そのときにこの小猴も丁度生まれましたが、親猴を
猟犬
(
かりいぬ
)
に噛み殺されてしまったので、夜も昼も母を慕って啼き叫んでいるのが何分にも可哀そうでしたから、侍女に言いつけて育て上げさせました。
中国怪奇小説集:13 輟耕録(明)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
鷲郎は原来
猟犬
(
かりいぬ
)
にて、かかる路には慣れたれば、「われ
東道
(
あんない
)
せん」とて先に立ち、なほ路を急ぎけるほどに、とかくして
只
(
と
)
ある
尾上
(
おのえ
)
に出でしが。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
▼ もっと見る
御殿場のここの
駅路
(
うまやぢ
)
、一夜寝て
午夜
(
ごや
)
ふけぬれば、まだ深き
戸外
(
とのも
)
の闇に、早や目ざめ
猟犬
(
かりいぬ
)
が群、
勢
(
きほ
)
ひ起き鎖曳きわき、
跳
(
をど
)
り立ち啼き立ち
急
(
せ
)
くに、朝猟の公達か、あな
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「きのうの夕方、わしの小猿めが、その
猟犬
(
かりいぬ
)
と争って、尻尾を
咬
(
か
)
みつかれ、それに
懲
(
こ
)
りたか、この辺で隠れこんだまま、とうとう姿を見せなかったが……どこかそこらの木の上にでもいはせまいか」
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
後
(
しりえ
)
を
顧
(
ふりかえ
)
りて見れば、真白なる
猟犬
(
かりいぬ
)
の、われを噛まんと
身構
(
みがまえ
)
たるに、黄金丸も少し
焦燥
(
いら
)
つて
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
“猟犬”の意味
《名詞》
猟 犬(りょうけん)
狩猟で使役する犬。かりいぬ。
(出典:Wiktionary)
“猟犬”の解説
猟犬(りょうけん、en: hunting dog)は、狩猟に使役する犬の総称。
(出典:Wikipedia)
猟
常用漢字
中学
部首:⽝
11画
犬
常用漢字
小1
部首:⽝
4画
“猟犬”で始まる語句
猟犬座