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特種
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とくだね
ふりがな文庫
“
特種
(
とくだね
)” の例文
発明発見、その他科学者の業績に関する記事の
特種
(
とくだね
)
は、たった一日経過しただけで、新聞記事としての価値を喪失するという事実がある。
ジャーナリズム雑感
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
高野氏宛の郵便から『朝日』に
特種
(
とくだね
)
となって、漸く現われた次第で、
所謂
(
いわゆる
)
スピード時代の今日から見ると、今昔の感がある。
「続スウィス日記」発掘の始末:附「スウィス日記」の由来
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
「……これは
特種
(
とくだね
)
だ。すばらしい、特種だぞ。いや、恐るべき大事件だ。前代未聞の怪事件だ……」
地球発狂事件
(新字新仮名)
/
海野十三
、
丘丘十郎
(著)
「さうです。よく知つてゐます。そんなものぢやないのです。僕の欲しいのは
特種
(
とくだね
)
なんです。」
亜剌比亜人エルアフイ
(新字旧仮名)
/
犬養健
(著)
ところが、町のずつと上手にある町役場では、すぐ近くのバスの発着所からいの一番に配達されるし、又県庁からの示達があるので、いろんな
特種
(
とくだね
)
が入つた。今泉は早耳好きだつた。
医師高間房一氏
(新字旧仮名)
/
田畑修一郎
(著)
▼ もっと見る
ね、新聞社だって田舎だから、モスコウの出来事なんかまだ何も知りゃしないんだし、モスコウの騒動を今見て来たというように話せば、
特種
(
とくだね
)
料が貰えるでしょう。そこを父が狙ったの。
上海
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
京極三太郎は編集長の云いつけで、
錦小路
(
にしきこうじ
)
という、曾ての
公卿
(
くげ
)
華族を訪ねました。その家の有名なお嬢さんが、映画界に入るという早耳の噂を聴いて、訪問記事の
特種
(
とくだね
)
を取るためだったのです。
奇談クラブ〔戦後版〕:14 第四次元の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
それはとにかく、現代日本の新聞の社会面記事として、こういうのは珍しい科学的な
特種
(
とくだね
)
である。
破片
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
「さう/\、第一番の
特種
(
とくだね
)
を忘れてゐたぞ。ひとつ即刻にも会見を申し込まなくつちや!」
南京六月祭
(新字旧仮名)
/
犬養健
(著)
「うん。学者なんてものは、おかしなものさ。だが——」と彼は起き直って「あれがほんとに十萬メートルの上空で
採取
(
さいしゅ
)
したもので、火星の生物の毛ででもあったら、こいつは素晴らしい新聞の
特種
(
とくだね
)
だ。よオし、こいつは
儲
(
もう
)
け仕事だ。オイ、ワーニャ、お前すぐ編集次長のカメネフを ...
見えざる敵
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“特種”の意味
《名詞》
特種 (とくしゅ、とくだね)
(とくしゅ)特別な種類。
(とくだね)新聞や雑誌の記事、テレビやラジオの報道などである社だけが特別に入手した重要な情報。スクープ。
(出典:Wiktionary)
特
常用漢字
小4
部首:⽜
10画
種
常用漢字
小4
部首:⽲
14画
“特”で始まる語句
特
特別
特徴
特色
特有
特殊
特更
特長
特異
特性