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熱
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あつさ
ふりがな文庫
“
熱
(
あつさ
)” の例文
やがて蒸々とする恐ろしい夏の
熱
(
あつさ
)
がやって来た。伊勢崎屋の入口に近い壁を背にして、頭を
後方
(
うしろ
)
の冷たい壁土に押宛てながら、捨吉は死んだように腰掛けた。
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
此比又冷気多く候処、今日より
熱
(
あつさ
)
つよく候。いかなる気候に候や。生来不覚位の事也。先冬あたたかに雪なく、夏涼しくて雷なく、凌ぎよき年也。ことに豊年也。世の中も此通ならば旨き物也。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
堪
(
こら
)
えがたい
熱
(
あつさ
)
に蒸されて皆な死んだようにごろごろしている。魚のように口を開いて眠っているものがある。
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
熱
常用漢字
小4
部首:⽕
15画
“熱”を含む語句
熱情
情熱
熱心
熱湯
熱灰
火熱
熱気
熱海
熱燗
熱病
暑熱
焦熱
極熱
熱閙
赤熱
熱々
熱砂
熱沙
熱誠
温熱
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