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煽風器
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せんぷうき
ふりがな文庫
“
煽風器
(
せんぷうき
)” の例文
銀座
(
ぎんざ
)
駒形
(
こまがた
)
人形町通
(
にんぎょうちょうどおり
)
の柳の
木
(
こ
)
かげに夏の
夜
(
よ
)
の露店
賑
(
にぎわ
)
う有様は、
煽風器
(
せんぷうき
)
なくとも天然の凉風自在に
吹通
(
ふきかよ
)
う星の
下
(
した
)
なる一大
勧工場
(
かんこうば
)
にひとしいではないか。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
貝原は宮大工上りの太い手首の汗をカフスに
滲
(
にじ
)
ませまいとして、ぐっと
腕捲
(
うでまく
)
りして、
煽風器
(
せんぷうき
)
に当てながら、ぽつりぽつり、まだ、通しものの豆を
噛
(
か
)
んでいる。
渾沌未分
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
煽風器
(
せんぷうき
)
はもう片寄せられて、床の
籠
(
かご
)
花生けに秋草が
插
(
さ
)
されてあったが、庸三は心も体も疲れていた。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「私の
行
(
や
)
つてみたいつて事はね、御覧なさい、
那処
(
あすこ
)
に
煽風器
(
せんぷうき
)
が廻つてるでせう……」と部屋の隅つこにある煽風器を指ざした。「あの煽風器に卵を一つ投げつけてみたいんです。唯それだけでさ。」
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
一、美術床屋に
煽風器
(
せんぷうき
)
を仕掛けし事
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
煽
漢検準1級
部首:⽕
14画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
器
常用漢字
小4
部首:⼝
15画
“煽風”で始まる語句
煽風機