“煮焼(にたき)” の例文
むしろをしきつらね、なべ・やくわん・ぜん・わん抔(など)此雪の棚におき、物を煮焼(にたき)し、濁酒(にごりざけ)などのみ、小童(こども)大勢雪の堂に(いきんだうと云)遊(あそ)び、同音(どうおん)に鳥追哥をうたひ
名物と云えば、も一ツその早瀬塾の若いもので、これが煮焼(にたき)、拭掃除、万端世話をするのであるが、通例なら学僕と云う処、粋(いなせ)な兄哥(あにい)で、鼻唄を唱(うた)えばと云っても学問をするのでない。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
するとアグーの太守がわしは勝ち手にとらせる褒美(ほうび)を受持とうと十万枚の黄金を加える。マルテロはわしは御馳走役じゃと云うて蝋燭(ろうそく)の火で煮焼(にたき)した珍味を振舞うて、銀の皿小鉢を引出物に添える
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
むしろをしきつらね、なべ・やくわん・ぜん・わん抔(など)此雪の棚におき、物を煮焼(にたき)し、濁酒(にごりざけ)などのみ、小童(こども)大勢雪の堂に(いきんだうと云)遊(あそ)び、同音(どうおん)に鳥追哥をうたひ