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無聊
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むりょう
ふりがな文庫
“
無聊
(
むりょう
)” の例文
今日
(
こんにち
)
は知らずその当時は長き年月の
無聊
(
むりょう
)
の余りにやあらん、
男囚
(
だんしゅう
)
の間には
男色
(
だんしょく
)
盛んに行われ、女囚もまた互いに
同気
(
どうき
)
を求めて夫婦の如き関係を生じ
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
獅子は久しく眼に見えぬ
檻
(
おり
)
の中で
獅子吼
(
ししく
)
をしたり、
毬
(
まり
)
を
弄
(
もてあそ
)
んだり、
無聊
(
むりょう
)
に
悶
(
もだ
)
えたりして居ましたが、最後に身を
跳
(
おど
)
らして
一躍
(
いちやく
)
檻外
(
らんがい
)
に飛び出で、万里の野に
奔
(
はし
)
って自由の死を遂げました。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
楚歌
(
そか
)
一身に
聚
(
あつま
)
りて集合せる腕力の次第に迫るにも関わらず
眉宇
(
びう
)
一点の懸念なく、いと晴々しき
面色
(
おももち
)
にて、渠は春昼
寂
(
せき
)
たる時、
無聊
(
むりょう
)
に堪えざるもののごとく、片膝を片膝にその片膝を、また片膝に
海城発電
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
楚歌
(
そか
)
一身に
聚
(
あつま
)
りて集合せる腕力の次第に迫るにもかかはらず
眉宇
(
びう
)
一点の
懸念
(
けねん
)
なく、いと
晴々
(
はればれ
)
しき
面色
(
おももち
)
にて、
渠
(
かれ
)
は
春昼
(
しゅんちゅう
)
寂
(
せき
)
たる時、
無聊
(
むりょう
)
に
堪
(
た
)
えざるものの如く、片膝を片膝にその片膝を、また片膝に
海城発電
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
聊
漢検1級
部首:⽿
11画
“無聊”で始まる語句
無聊頼
無聊至極