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炬
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かがり
ふりがな文庫
“
炬
(
かがり
)” の例文
その時、大円房覚明は、
無反
(
むぞり
)
の戒刀を
兜巾
(
ときん
)
のいただきまでふりかぶって、
炬
(
かがり
)
のような双の
眼
(
まなこ
)
に必殺の気を
漲
(
みなぎ
)
らせ
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
昔宮中で小官吏が
炬
(
かがり
)
に火を付けて大声に鼠
燻
(
いぶ
)
し鼠燻しと呼んで庭内を曳きずり廻した後、王様から穀物の
煎
(
い
)
ったのを入れた袋を賜わった事が民間に伝わったものであると。
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
どっかと
胡坐
(
こざ
)
して、
炬
(
かがり
)
の如き眼光鋭く、じろりと新九郎を
睥睨
(
へいげい
)
した様子、これなん大円房覚明と見えた。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
くわっと頭巾のうちから、
炬
(
かがり
)
の如き眼をみひらいた男は、雨龍太郎なのであった。彼は
昨夜
(
ゆうべ
)
麓の
刈石
(
かるいし
)
で泊っていたが山荘の火の手を見て、すわ一大事と駈け上がって来たのである。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
炬
漢検1級
部首:⽕
9画
“炬”を含む語句
炬火
炬燵
一炬
秉炬
置炬燵
炬燵櫓
炬燵蒲団
炬燵話
炬火持
炬燵板
炬燵布団
春炬燵
炬燵掛
百炬火
秉炬法語
田嶺炬燵話
竹秉炬
炬燵蒲團
藁炬火
蝋炬火
...