“湯冷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆざま33.3%
ゆざ33.3%
ゆさま16.7%
ゆざめ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菓物くだもののシロップを沢山こしらえておいてそれを湯冷ゆざましの水へしてびんへ入れて井戸の中か氷で冷しておけば美味しい飲料が何でも出来ます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
腸チフスとか赤痢せきりとか十二支腸虫とかいうものはもちろんその外腸の病気は多く細菌と虫に縁がありますから飲用水と使用水に注意して食器や食物を洗うにも湯冷ゆざましの殺菌水を
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
つゆの方はびんへいれてまた四十分間湯煎ゆせんにして固く栓をしておくと苺のシロップになります。これも湯冷ゆさましの水へ混ぜて飲ませると病人に結構です。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
長い間窓に腰をかけていたので湯冷ゆざめもする、火鉢の火を掻立かきたてて裏の物干へ炭団たどんを取りに行くとプンプン鳥鍋とりなべにおいがしている。
雪解 (新字新仮名) / 永井荷風(著)