消失きえうせ)” の例文
ひやうに曰く證文の文字の消失きえうせしは長庵が計略により烏賊いかすみにて認めしゆゑならんか古今に其例そのためし有りとかや
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其夜水のかゝりし処光り暉かゝやく事ほたるむらがりたるが如くなりしに、二三夜にしてその光りも消失きえうせけりとぞ。
其夜水のかゝりし処光り暉かゝやく事ほたるむらがりたるが如くなりしに、二三夜にしてその光りも消失きえうせけりとぞ。
さてあしたに見ればくゝしたるなは依然いぜんとしてもとのごとく、菓子折は消失きえうせたるがごとし。