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海部
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あまべ
ふりがな文庫
“
海部
(
あまべ
)” の例文
わが邦の海岸近い低地に住む人々は、山を知らなかった
海部
(
あまべ
)
の子孫でもあるのか山家の生活に付いていつもえらい誇張をやるので困る。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
事が起ると
足擦
(
あしず
)
りしてお妬みなさいました。しかるに天皇、
吉備
(
きび
)
の
海部
(
あまべ
)
の
直
(
あたえ
)
の女、
黒姫
(
くろひめ
)
という者が美しいとお聞き遊ばされて、
喚
(
め
)
し上げてお使いなさいました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
漁夫はすなわち
海人
(
あま
)
で、古えにいわゆる
海部
(
あまべ
)
の部族である。
旃陀羅考:日蓮聖人はエタの子なりという事
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
センバという名称は西は大分県
海部
(
あまべ
)
郡、
肥前
(
ひぜん
)
の
千々岩
(
ちぢわ
)
、また熊本県
八代
(
やつしろ
)
郡などにも見いだされるが、主としては東北の
端々
(
はしばし
)
において行われている。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
ここに天皇、
吉備
(
きび
)
の
海部
(
あまべ
)
の
直
(
あたへ
)
が女、名は
黒日賣
(
くろひめ
)
それ
容姿端正
(
かほよ
)
しと聞こしめして、
喚上
(
めさ
)
げて使ひたまひき。然れどもその大后の嫉みますを
畏
(
かしこ
)
みて、本つ國に逃げ下りき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
▼ もっと見る
耕作に重きを置かなかった
海部
(
あまべ
)
種族などが逐次に内陸を経略するには最も形勝の地と認めてよろしい。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
この御世に、
海部
(
あまべ
)
・山部・山守部・伊勢部をお定めになりました。劒の池を作りました。また
新羅人
(
しらぎびと
)
が渡つて來ましたので、タケシウチの宿禰がこれを
率
(
ひき
)
いて堤の池に渡つて
百濟
(
くだら
)
の池を作りました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
海部
(
あまべ
)
は日本人よりは多分遅く渡来して、ひどい片隅の文字なき生活を続けていた人たちだけれども、海の知識においては誰よりも
豊
(
ゆたか
)
なるものを持ち、しかも文字が無いばかりに
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
この御世に、
海部
(
あまべ
)
、
山部
(
やまべ
)
、
山守部
(
やまもりべ
)
、
伊勢部
(
いせべ
)
一
を定めたまひき。また劒の池
二
を作りき。また
新羅人
(
しらぎひと
)
まゐ渡り來つ。ここを以ちて建内の宿禰の命、引き
率
(
ゐ
)
て、堤の池に渡りて
三
、
百濟
(
くだら
)
の池
四
を作りき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
部
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
“海部”で始まる語句
海部駈使丁
海部物語
海部川
海部直
海部路
海部処女
海部同心
海部代官所