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泥絵具
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どろえのぐ
ふりがな文庫
“
泥絵具
(
どろえのぐ
)” の例文
旧字:
泥繪具
身幅
(
みはば
)
の狭いのは職人だといってダブダブした着物ばかり着ていた。或時は
無地物
(
むじもの
)
に
泥絵具
(
どろえのぐ
)
でやたら
縞
(
しま
)
を
描
(
か
)
いたのを着ていた。
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
「江戸名物、
女軽業大一座
(
おんなかるわざおおいちざ
)
」——本堂の屋根よりも高く
幕張
(
まくば
)
りをした小屋。
泥絵具
(
どろえのぐ
)
で描いた看板の強い色彩。
大菩薩峠:09 女子と小人の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
油絵師の誰かが
泥絵具
(
どろえのぐ
)
で天使とカリスを書いたかなり美しいもので、このような四郎の附属品から見ても、彼の日用品は決してバラック的ではなかったに相違ない。
安吾史譚:01 天草四郎
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
手づくねのごく単純な
土偶
(
でく
)
を素焼きにし、それへ荒く
泥絵具
(
どろえのぐ
)
を塗っただけのものである。
日本婦道記:二十三年
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
愈々
(
いよいよ
)
昨日は
愚
(
おろか
)
なり玉の上に
泥絵具
(
どろえのぐ
)
彩りしと何が何やら独り後悔
慚愧
(
ざんき
)
して、聖書の中へ
山水天狗楽書
(
やまみずてんぐらくがき
)
したる児童が日曜の朝
字消護謨
(
じけしゴム
)
に気をあせる
如
(
ごと
)
く、周章
狼狽
(
ろうばい
)
一生懸命
刀
(
とう
)
は手を離れず
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
額には
歌舞伎
(
かぶき
)
芝居の御殿の背景みたいに、
幾
(
いく
)
つもの部屋を打抜いて、極度の遠近法で、
青畳
(
あおだたみ
)
と
格子天井
(
こうしてんじょう
)
が遙か向うの方まで続いている様な光景が、
藍
(
あい
)
を主とした
泥絵具
(
どろえのぐ
)
で毒々しく塗りつけてあった。
押絵と旅する男
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
周囲を杉の皮で張って
泥絵具
(
どろえのぐ
)
で枝を描き、畳の
隅
(
すみ
)
に三日月形の穴を開け、下から
微
(
かす
)
かに光線を取って昼なお暗き大森林を
偲
(
しの
)
ばしめる趣向で、これを天狗部屋と称していた。
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
“泥絵具(
岩絵具
)”の解説
岩絵具(いわえのぐ)とは、主に鉱石を砕いてつくられた粒子状の絵具で、絵画、彫刻、工芸、建築に用いられる伝統的な顔料である。本稿では主に日本画の材料としての岩絵具について説明する。また、泥絵具についても補足的に述べる。
(出典:Wikipedia)
泥
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
絵
常用漢字
小2
部首:⽷
12画
具
常用漢字
小3
部首:⼋
8画
“泥絵”で始まる語句
泥絵