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沖
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ちゅう
ふりがな文庫
“
沖
(
ちゅう
)” の例文
これが爆発すると、四門の大砲から砲弾が連続的に発射されるのと同じ音響を発するのだ。殺傷力はないが、砲煙が高く天に
沖
(
ちゅう
)
するという。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
呀
(
あ
)
っと叫ぶ間もなく、轟然、地軸が裂けるかと思うばかりの大音響と共に、四郎の乗っている櫓は天に
沖
(
ちゅう
)
する真赤な火柱の中に包まれてしまった。
雷
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その豪壮な、天に
沖
(
ちゅう
)
した金剛
不壊力
(
ふえりき
)
の表現を見るがいい。その四方に斉整した帆綱の斜線、さながらの海上の宝塔。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
しかしこの句が若かった当時の自分の幻想の中に天に
沖
(
ちゅう
)
する赤白の炎となってもえ上がったことも事実である。
俳諧瑣談
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
それをきっかけに一同いつの間にやら同じ
上機嫌
(
グッド・ユウモア
)
に解け合って、何物をも辞しない探検家の
精神
(
スピリット
)
が
埃及尖塔
(
オベリスク
)
みたいに高く天に
沖
(
ちゅう
)
していると——義士の勢揃い宜しくなこの騒ぎに
踊る地平線:06 ノウトルダムの妖怪
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
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アリゾナ型戦艦は大爆発を起し、火焔は天に
沖
(
ちゅう
)
して、灼熱した鉄片は空中高く飛散したが、
須臾
(
しゅゆ
)
にして火焔消滅、これと同時に、敵は空襲と誤認して盲滅法の対空射撃を始めてゐた。
真珠
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
なにはともあれ、浅間の壮観は、爆発直後、天に
沖
(
ちゅう
)
する大噴煙の躍動である。
わが童心
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
サーッと、白竜のように、天に
沖
(
ちゅう
)
した光の大柱! それが、やや北寄りの空に三、四条、サーッと
交叉
(
こうさ
)
した。
空襲警報
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
手近にいた者が駈けだそうとすると、その前に、またつづけさまに三発、ドドドーンと白煙が天に
沖
(
ちゅう
)
する。
空襲警報
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“沖”の意味
《名詞》
(おき)海や湖で岸から見える範囲ではあるが遠く離れた場所。
(出典:Wiktionary)
沖
常用漢字
小4
部首:⽔
7画
“沖”を含む語句
沖合
契沖
沖釣
沖積層
釈契沖
沖田
沖中
沖天
沖積
品川沖
沖縄
沖永良部
天保山沖
沖着
沖繩縣
沖禎介
沖積扇
沖田伊兵衛
沖田総司
沖積地
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