ながら)” の例文
ぢや皆さん、ながらく御厄介になりました。いや/\、どうかそのまゝ。(誰も送つて出ようともしない。詩人は玄関の方に去る)
世帯休業 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
医師の免状も取って、ぎょうも開き、年頃の娘を持つくらいの年になってから、重症にかかって、ながらく病床に呻吟しんぎんした。
取り交ぜて (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
追って死ぬ。わし一人が、おめおめと生きながらえはせぬぞ。わしに見込まれて、不幸だとあきらめてくれ
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
若草のように伸び上がるべきそうした年齢の頃に救いを死に求めるということさえ恐ろしい不自然なのに、復讐をただ一つの希望として生きながらえたとは何という恐ろしい、また、悲しいことであろう。