“為永春水”のいろいろな読み方と例文
旧字:爲永春水
読み方割合
ためながしゅんすい90.9%
ためながしゆんすゐ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長吉はふと近所の家の表札に中郷竹町なかのごうたけちょうと書いた町の名を読んだ。そして直様すぐさま、このごろに愛読した為永春水ためながしゅんすいの『梅暦うめごよみ』を思出した。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
半七はまた舌打ちをしながら、向う河岸へ渡ってゆくと、その頃の小梅のなかごうのあたりは、為永春水ためながしゅんすいの「梅暦」に描かれた世界と多く変らなかった。
半七捕物帳:32 海坊主 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
長吉ちやうきちはふと近所の家の表札へうさつ中郷竹町なかのがうたけちやうと書いたまちの名を読んだ。そして直様すぐさまころに愛読した為永春水ためながしゆんすゐの「梅暦うめごよみ」を思出おもひだした。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)