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水郷
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すいごう
ふりがな文庫
“
水郷
(
すいごう
)” の例文
山東は
済州
(
さいしゅう
)
の
江
(
こう
)
に臨んだ
水郷
(
すいごう
)
で、
周
(
まわ
)
り八百里の
芦荻
(
ろてき
)
のなかに
砦
(
とりで
)
をむすぶ三人の男がいます。——
頭目
(
かしら
)
を
王倫
(
おうりん
)
といい、その下には
宋万
(
そうまん
)
、
杜選
(
とせん
)
と申して、いずれも傑物。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
水郷
(
すいごう
)
の貞時の家、そしてきらびやかな正月の
宴
(
うたげ
)
も、筒井が去っては
催物
(
もよおしもの
)
の数々が控えられたことであろう、しんせつな父君、
額
(
ひたい
)
の若い貞時に永い三年を待たせたことなど
津の国人
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
わたくしの頽廃した健康と、日々の雑務とは、その
後
(
ご
)
十余年、重ねてこの
水郷
(
すいごう
)
に遊ぶことを妨げていたが、昭和改元の後、五年の冬さえまた早く尽きようとするころであった。
放水路
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
あたしは芝で生れて
神田
(
かんだ
)
で育って、
綾瀬
(
あやせ
)
(
隅田川
(
すみだがわ
)
上流)の
水郷
(
すいごう
)
に、父と住んでいたことがある。あたしの十二の時、桜のさかりに大火事に焼かれて、それで
家
(
うち
)
は没落しはじめたのです。
遠藤(岩野)清子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
大盗の
巣窟
(
そうくつ
)
、
梁山泊
(
りょうざんぱく
)
などの
水郷
(
すいごう
)
もあって、旅途はさびれ、土民の気風も荒く、そのうえ日々聞ゆる兇悪な犯行にさえ、従来、官の実績は何もあがらず、官は無力なものと
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
すでにその日は、山東
梁山泊
(
りょうざんぱく
)
の近くかと思われる
水郷
(
すいごう
)
地帯へはいっていた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“水郷”の意味
《名詞》
水郷(すいごう、すいきょう)
川や湖沼などの水辺にある村里。
河川や湖沼の景色が美しいことで有名な地。
(出典:Wiktionary)
“水郷”の解説
水郷(すいごう、すいきょう)とは、河川や湖沼が多くある景勝地。河川の下流域や湖沼の周辺などの低平な湿地の広い地域をいう。
(出典:Wikipedia)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
郷
常用漢字
小6
部首:⾢
11画
“水郷”で始まる語句
水郷民族