氏康うじやす)” の例文
向う葛西領の敵手むこう北條氏綱ほうじょううじつな氏康うじやす父子が陣を取り、此方こっち里見安房守義弘さとみあわのかみよしひろ太田新おおたしんろう康資やすもと同苗おなじく美濃守資正入道みのゝかみすけまさにゅうどうらくさいなどすこぶる処のものが籠城をして
永禄四年に北条氏康うじやすを小田原城に囲んで、その城濠蓮池はすいけのほとりで、馬から降り、城兵が鉄砲でねらい打つにも拘らず、悠々閑々として牀几しょうぎに腰かけ、お茶を三杯まで飲んだ。
川中島合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
西国の巨藩、毛利元就もうりもとなりの死んだおととしの同じ年に、東海の雄、北条氏康うじやすが世を去っている。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
敵は小田原の北条氏康うじやすである。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)