此詞これ)” の例文
其支度は朝湯にみがき上げてと霜氷る曉、あたゝかき寢床の中より御新造灰吹きをたゝきて、これ/\と、此詞これが目覺しの時計より胸にひゞきて
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その支度したく朝湯あさゆにみがきげてとしもこほあかつき、あたゝかき寢床ねどこうちより御新造ごしんぞ灰吹はいふきをたゝきて、これ/\と、此詞これ目覺めざましの時計とけいよりむねにひゞきて
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その支度は朝湯にみがき上げてと霜氷る暁、あたたかき寝床のうちより御新造灰吹きをたたきて、これこれと、此詞これが目覚しの時計より胸にひびきて
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)