“歌詞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うた37.5%
うたことば25.0%
かし25.0%
ことば12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
森の中で起る節を伴奏にして、水々しい尼さんは、こちらの耳にもはっきりわかるように、忍踊りの歌詞うたを唄い出しました。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その歌詞うたことばを耳に聞いていた時である、武蔵の眼は、太鼓の座に、太鼓をたたいている舎人とねりの手をじっと見ていたが
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だれひとり、その勇壮活発ゆうそうかっぱつ歌詞かしをうたって男先生の意図いとおうとするものはなく、イイイイ ムイミーと歌うのだった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
歌詞ことばとげがあるといえばあるものの、根が狂気女きちがいおんなの口ずさむ俗曲、聞く人びとも笑いこそすれ、別に気に留める者とてはなかった。