“橘樹郡（たちばなごほり）” の例文
破片（はへん）をツギ合（あは）せて見（み）ると、徳利形（とくりがた）の彌生式土器（やよひしきどき）。とは知（し）らずに望蜀生（ばうしよくせい）は貝塚土器（かひづかどき）と信（しん）じて掘（ほ）つて來（き）たのである。場所（ばしよ）は何處（どこ）だと聞（き）くと、神奈川縣（かながはけん）、橘樹郡（たちばなごほり）、北加瀬村（きたかせむら）の貝塚（かひづか）。
探検実記　地中の秘密：06 疑問の加瀬貝塚 (旧字旧仮名) ／ 江見水蔭(著)
電車（でんしや）が神奈川（かながは）に初（はじ）めて通（つう）じた時（とき）に、其沿道（そのえんだう）低地（ていち）に、貝塚（かひづか）を發見（はつけん）したといふ人（ひと）の説（せつ）を聞（き）き、實地（じつち）に就（つい）てチヨイ／＼發掘（はつくつ）して見（み）て、破片（はへん）の香（にほひ）もせなんだ例（れい）を考（かんが）へ、又（また）橘樹郡（たちばなごほり）樽（たる）の貝塚（かひづか）は
探検実記　地中の秘密：06 疑問の加瀬貝塚 (旧字旧仮名) ／ 江見水蔭(著)