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樫鳥
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かけす
ふりがな文庫
“
樫鳥
(
かけす
)” の例文
鳥の中でも、
鵲
(
かささぎ
)
とか、
樫鳥
(
かけす
)
とか、くろ
鶫
(
つぐみ
)
とか、鶫とか、腕に覚えのある猟師なら相手にしない鳥がある。私は腕に覚えがある。
博物誌
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
太陽は入江の水平線へ
朱
(
しゅ
)
の一点となって没していった。
不弥
(
うみ
)
の
宮
(
みや
)
の
高殿
(
たかどの
)
では、
垂木
(
たるき
)
の
木舞
(
こまい
)
に
吊
(
つ
)
り
下
(
さ
)
げられた
鳥籠
(
とりかご
)
の中で、
樫鳥
(
かけす
)
が習い覚えた
卑弥呼
(
ひみこ
)
の名を一声呼んで眠りに落ちた。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
樫鳥
(
かけす
)
が何度も身近から飛び出して私を
愕
(
おど
)
ろかした。道は小暗い
谿襞
(
たにひだ
)
を廻って、どこまで行っても展望がひらけなかった。このままで日が暮れてしまってはと、私の心は心細さでいっぱいであった。
冬の蠅
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
樫鳥
(
かけす
)
——「のべつ黒装束で、見苦しいやつだ、くろ鶫って!」
博物誌
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
樫鳥
(
かけす
)
は公式の服装で木から木へ閲兵して回る。
博物誌
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
樫
漢検準1級
部首:⽊
15画
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
“樫”で始まる語句
樫
樫材
樫井
樫柄
樫棒
樫扉
樫原
樫谷
樫木万右衛門
樫垣