“木舞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こまい80.0%
こま20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あとはもう楽だ。一尺も掘ると、その下は土蔵を壊した時の、壁土や瓦や貫や木舞こまいが投込んであるというから——」
木舞こまいだの、台木だの、背板だの……といった言葉の中に、何となく親身なしみじみした響きが聞きとれるのだった。
可愛い女 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
しばらく棲んだ自分の小屋でありながら、下からしみじみ見あげる自然木の垂木たるきや小枝の木舞こまいはひどく馴染なじみのないものであった。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)