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木舞
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こまい
ふりがな文庫
“
木舞
(
こまい
)” の例文
「あとはもう楽だ。一尺も掘ると、その下は土蔵を壊した時の、壁土や瓦や貫や
木舞
(
こまい
)
が投込んであるというから——」
銭形平次捕物控:049 招く骸骨
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
木舞
(
こまい
)
だの、台木だの、背板だの……といった言葉の中に、何となく親身なしみじみした響きが聞きとれるのだった。
可愛い女
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
太陽は入江の水平線へ
朱
(
しゅ
)
の一点となって没していった。
不弥
(
うみ
)
の
宮
(
みや
)
の
高殿
(
たかどの
)
では、
垂木
(
たるき
)
の
木舞
(
こまい
)
に
吊
(
つ
)
り
下
(
さ
)
げられた
鳥籠
(
とりかご
)
の中で、
樫鳥
(
かけす
)
が習い覚えた
卑弥呼
(
ひみこ
)
の名を一声呼んで眠りに落ちた。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
木舞
(
こまい
)
をつける際には
金槌
(
かなづち
)
のひと打ちで釘をすっかり打ちこむことができるのをおもしろく思った。その次には、壁土をこね板から壁にきれいに速く移すのが、わたしの野心となった。
森の生活――ウォールデン――:02 森の生活――ウォールデン――
(新字新仮名)
/
ヘンリー・デイビッド・ソロー
(著)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
舞
常用漢字
中学
部首:⾇
15画
“木舞”で始まる語句
木舞竹