トップ
>
権道
>
けんどう
ふりがな文庫
“
権道
(
けんどう
)” の例文
かかる
大切
(
たいせつ
)
の場合に
臨
(
のぞ
)
んでは
兵禍
(
へいか
)
は恐るるに
足
(
た
)
らず、天下後世国を立てて外に交わらんとする者は、
努〻
(
ゆめゆめ
)
吾
(
わが
)
維新
(
いしん
)
の
挙動
(
きょどう
)
を学んで
権道
(
けんどう
)
に
就
(
つ
)
くべからず
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
人により家庭の事情により夫婦とも外で働くということも、また一家のためである以上は、夫婦共稼ぎは
権道
(
けんどう
)
であって、一般には推奨すべきでないが、決して
貶
(
けな
)
すべき事ではない。
夫婦共稼ぎと女子の学問
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
翁
曰
(
いわ
)
く、何事にも変通といふ事あり。知らずんばあるべからず。
即
(
すなわ
)
ち
権道
(
けんどう
)
なり。
夫
(
そ
)
れ
難
(
かた
)
きを先にするは聖人の教へなれども、これは先づ仕事を先にして
而
(
しか
)
して後に賃金を取れと云ふが
如
(
ごと
)
き教へなり。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
維新前後の
吾身
(
わがみ
)
の
挙動
(
きょどう
)
は一時の
権道
(
けんどう
)
なり、
権
(
か
)
りに
和議
(
わぎ
)
を講じて
円滑
(
えんかつ
)
に事を
纏
(
まと
)
めたるは、ただその時の
兵禍
(
へいか
)
を恐れて人民を
塗炭
(
とたん
)
に救わんが
為
(
た
)
めのみなれども、本来
立国
(
りっこく
)
の要は
瘠我慢
(
やせがまん
)
の一義に
在
(
あ
)
り
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“権道”の意味
《名詞》
目的は正当であるが、それまでの手段が不正な方法であること。目的を達成するための便宜的な処置。
(出典:Wiktionary)
権
常用漢字
小6
部首:⽊
15画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“権道”で始まる語句
権道寺山