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権現様
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ごんげんさま
ふりがな文庫
“
権現様
(
ごんげんさま
)” の例文
旧字:
權現樣
いつにも変らぬそのお爽やかさ、さすがは
権現様
(
ごんげんさま
)
お血筋、二なき御明君と主水之介よろこばしき儀にござります
旗本退屈男:11 第十一話 千代田城へ乗り込んだ退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「この小判一枚を見ても、
権現様
(
ごんげんさま
)
の威勢と、その御政治向きのたのもしさがわかるじゃございませんか」
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
権現様
(
ごんげんさま
)
戦場お
持出
(
もちだ
)
しの
矢疵
(
やきず
)
弾丸痕
(
たまあと
)
の残つた
鎧櫃
(
よろいびつ
)
に納めて、
槍
(
やり
)
を立てて使者を送らう。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ましてや、流れも清き徳川の源、
権現様
(
ごんげんさま
)
の
御廟
(
ごびょう
)
をおつくろい申しあげるのですから、たとい、一藩はそのまま食うや食わずに枯れはてても、君の馬前に討死すると同じ
武士
(
もののふ
)
の本望——
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
神君
(
しんくん
)
だの
権現様
(
ごんげんさま
)
だの東照公だのと言いはやす裏側で民衆の口は狸オヤジという。
家康
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
▼ もっと見る
さがり松だの
権現様
(
ごんげんさま
)
だの紀三井寺だのいろいろのものがありますが
現代日本の開化
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その当家の御先祖というのは……当家の御先祖は
権現様
(
ごんげんさま
)
よりずっと古いのでございます。このあたりから金を盛んに掘り出しましたのは武田信玄公の時代でございます。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「いいえ、只の百姓でござります。家代々の水呑み百姓でござりまするが、
三河者
(
みかわもの
)
は
権現様
(
ごんげんさま
)
の昔から、意地と我慢と気の高いのが自慢の
気風
(
きふう
)
でござりまする。それゆえ頂きましては——」
旗本退屈男:05 第五話 三河に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
しまいに兄は「じゃその
権現様
(
ごんげんさま
)
へでも行くかな」と云い出した。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
お宮のあるところから十里四方は、いつの世までも年貢お
免
(
ゆる
)
しのところ、
権現様
(
ごんげんさま
)
も湯の島へ御入湯の時に
御会釈
(
ごえしゃく
)
でござんした。たとえ罪人でもあの土地へ隠れておれば、お
上
(
かみ
)
も知って知らぬふりを
大菩薩峠:08 白根山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
それから
権現様
(
ごんげんさま
)
の御政治になって、天下がはじめて泰平になりました。
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
権
常用漢字
小6
部首:⽊
15画
現
常用漢字
小5
部首:⽟
11画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“権現”で始まる語句
権現
権現堂
権現山
権現坂
権現川
権現社頭