トップ
>
標縄
>
しめなわ
ふりがな文庫
“
標縄
(
しめなわ
)” の例文
旧字:
標繩
しかも
吹雪
(
ふぶき
)
の募った頃である。山に居る
何
(
ど
)
の鳥も
餌
(
え
)
が
失
(
なく
)
なって、里にいる雀ですら、軒下の
標縄
(
しめなわ
)
に止って凍えかかっていた。家の
裡
(
うち
)
にいては暗く、
反古紙
(
ほごがみ
)
で張った高窓に雪や
霰
(
あられ
)
の当る音がした。
不思議な鳥
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あたかも
歳
(
とし
)
の
暮
(
くれ
)
にて、春のいそぎの
門松
(
かどまつ
)
を、まだ
片方
(
かたほう
)
はえ立てぬうちに
早
(
はや
)
元日になりたればとて、今もこの家々にては吉例として門松の片方を地に伏せたるままにて、
標縄
(
しめなわ
)
を引き渡すとのことなり。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“標縄(
注連縄
)”の解説
注連縄(しめなわ)は、神道における神祭具で、糸の字の象形を成す紙垂(しで)をつけた縄。神聖な区域とその外とを区分するための標(しめ)である。注連縄の形式によっては縄の下に七本、五本、三本の藁を垂らす。以上の理由から、標縄、〆縄、七五三縄などとも表記する。
平安時代以降では神仏混淆により仏教(特に密教)においても結界の意味で使用することがある。
(出典:Wikipedia)
標
常用漢字
小4
部首:⽊
15画
縄
常用漢字
小4
部首:⽷
15画
“標”で始まる語句
標
標榜
標題
標本
標準
標的
標札
標山
標語
標致