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桓武
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かんむ
ふりがな文庫
“
桓武
(
かんむ
)” の例文
こゝに記す通りその本名は平定文(或は貞文)で、
桓武
(
かんむ
)
天皇の孫の
茂世
(
もちよ
)
王の孫に当り、右近中将従四位上平好風の男である。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
この物々しい群集は、
桓武
(
かんむ
)
の流れをくみ、南国の一角に千年の王者たりし一貴族の末裔、侯爵大伴宗久の精神鑑定のために突如として侵入したものであった。
明治開化 安吾捕物:15 その十四 ロッテナム美人術
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
おなじ武門といっても、
清和
(
せいわ
)
、
桓武
(
かんむ
)
の二系列このかた、大略、源平二氏の武族があり、
旗幟
(
きし
)
も紅白にわかれて、あまねく、ひとつ地上を、ふた色に住んでいます。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大法鼓
(
だいほうこ
)
を鳴らし、
大法螺
(
だいほうら
)
を吹き、
大法幢
(
だいほうとう
)
を
樹
(
た
)
てて王城の鬼門を
護
(
まも
)
りし
昔
(
むか
)
しは知らず、中堂に仏眠りて
天蓋
(
てんがい
)
に
蜘蛛
(
くも
)
の糸引く
古伽藍
(
ふるがらん
)
を、
今
(
いま
)
さらのように
桓武
(
かんむ
)
天皇の
御宇
(
ぎょう
)
から堀り起して、無用の
詮議
(
せんぎ
)
に
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
桓武
(
かんむ
)
天皇——
葛原親王
(
かつらはらしんのう
)
——
高見王
(
たかみのおう
)
——
平高望
(
たいらのたかもち
)
——平
良持
(
よしもち
)
——そして今の相馬の小次郎。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
その御子が
桓武
(
かんむ
)
天皇である。
安吾史譚:02 道鏡童子
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
「
公事根源
(
くじこんげん
)
」によれば、
桓武
(
かんむ
)
天皇の
延暦
(
えんりゃく
)
十一年の冬
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
桓武
(
かんむ
)
天皇第五の皇子
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“桓武(
桓武天皇
)”の解説
桓武天皇(かんむてんのう、737年〈天平9年〉- 806年4月9日〈延暦25年3月17日〉)は、日本の第50代天皇(在位:781年4月30日〈天応元年4月3日〉 - 806年4月9日〈延暦25年3月17日〉)。諱は山部(やまべ)。
平城京から長岡京および平安京への遷都を行った。また、践祚と日を隔てて即位した初めての天皇であり、桓武平氏の始祖となる。
(出典:Wikipedia)
桓
漢検準1級
部首:⽊
10画
武
常用漢字
小5
部首:⽌
8画
“桓武”で始まる語句
桓武天皇
桓武天皇以來