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朝家
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ちょうか
ふりがな文庫
“
朝家
(
ちょうか
)” の例文
「はははは。よそながらの程度なら、今を初対面とするがよい。これからはいずれも、
朝家
(
ちょうか
)
の臣義貞であり、朝家の臣、
道誉
(
どうよ
)
だからの」
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さらに第三にはその
朝家
(
ちょうか
)
の嘗の祭が永い歳月の間に意識してもしくは自然に、大なる改定を加えられていたからである。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「よういわれた。義貞の希いも、一に
朝家
(
ちょうか
)
のご安泰のみ。もし世が逆賊の手になど渡らば、この国のすがたはない。……しかるに」
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「なるほど、
朝家
(
ちょうか
)
の御被官であるだけでなく、幕府の御家人でもおわせられたの。こりゃ、むずかしかろ」
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「はい。その御迷惑も、お察しせぬではございませぬ。……けれど、妻へいただいたあのお
薬苞
(
くすりづと
)
は、
朝家
(
ちょうか
)
の典医寮でなくては用いぬ物かとぞんじまする。で、じつは
俄
(
にわか
)
に」
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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何は忍んでも、尊氏と和すことが、天下万民のため、
朝家
(
ちょうか
)
御安泰のため、また、新田どの御自体のためにも、最善であると思い、それは今でも誤りであったとは考えませぬ。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
合点
(
がてん
)
です。元々
朝家
(
ちょうか
)
のおん為に、身も家も
捧
(
ささ
)
げたてまつる所存にござりますれば」
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
尊氏の
勧
(
すす
)
めをいれて、いくさを
休
(
や
)
め、ここの大本営を出で給う上からは、そしてあとの処置も御運命も敵まかせであるからには、どう
繕
(
つくろ
)
っても、
朝家
(
ちょうか
)
の屈辱たることにかわりはない。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
世の敵と、憎む理由は、これまでは尊氏が、
朝家
(
ちょうか
)
に弓をひき、逆賊の名を負っても、なおその野望をかえるふうもなかったからであるが、その彼が、朝家のおん一ト方の院宣を持って
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“朝家”の意味
《名詞》
帝室。皇室。
(出典:Wiktionary)
朝
常用漢字
小2
部首:⽉
12画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“朝”で始まる語句
朝
朝夕
朝飯
朝臣
朝餉
朝日
朝食
朝靄
朝陽
朝鮮