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書架
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しょか
ふりがな文庫
“
書架
(
しょか
)” の例文
見えるのは、茶具、香炉、
書架
(
しょか
)
の書巻などであったから、何となく気もおちつき、道誉の人柄までが、これまでになく優雅に思えた。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
数日後ニネヴェ・アルベラの地方を
襲
(
おそ
)
った
大地震
(
だいじしん
)
の時、博士は、たまたま自家の書庫の中にいた。彼の家は古かったので、
壁
(
かべ
)
が
崩
(
くず
)
れ
書架
(
しょか
)
が
倒
(
たお
)
れた。
文字禍
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
『
正法眼蔵
(
しょうぼうげんぞう
)
』に「梅花の巻」といわれているものがある。かれはそうと気がついて、急に見たくなって、
傍
(
そば
)
に
書架
(
しょか
)
があれば、手を出してその本を探したいような心持がした。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
その時ヘルンは、
黙
(
だま
)
って彼女を
書架
(
しょか
)
の前に導き、彼の
尨大
(
ぼうだい
)
な著作全集を見せて言った。この沢山の自分の本は、一体どうして書けたと思うか。皆妻のお前のお蔭で、お前の話を聞いて書いたのである。
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
“書架”の意味
《名詞》
書 架(しょか)
本棚。
(出典:Wiktionary)
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
架
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
“書”で始まる語句
書
書物
書肆
書籍
書翰
書付
書生
書棚
書割
書斎