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曲浦
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きょくほ
ふりがな文庫
“
曲浦
(
きょくほ
)” の例文
うなだれ
屈
(
かが
)
んだ露月のすがたが、
恰度
(
ちょうど
)
池の西北の、
榊原
(
さかきばら
)
屋敷に沿うた
曲浦
(
きょくほ
)
のあたりにさしかかった頃でした。
艶容万年若衆
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
南は宇治川の長堤
曲浦
(
きょくほ
)
が
蜿々
(
えん/\
)
と麓をめぐっておりまして、大坂よりの着船に便よろしく、北は洛外に打ちつゞき在家が幾重にも引き廻して
商賈
(
しょうこ
)
が繁昌いたしており
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
摩耶
(
まや
)
、ひよどり越え、高取山、栂尾山、すべての山勢が並び立った下の野や丘や幾筋もの河口に、遠く近く、わびしい民家が散在して見え、長い
曲浦
(
きょくほ
)
の線がうねうねと白い。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いわゆる
長汀
(
ちょうてい
)
曲浦
(
きょくほ
)
の風光のごときも、おいおいに改まらざるをえなかったのである。
雪国の春
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
其処は左に室戸岬、右に
行当岬
(
ぎょうどうざき
)
の丘陵が突き出て一つの
曲浦
(
きょくほ
)
をなしていた。
海神に祈る
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
曲
常用漢字
小3
部首:⽈
6画
浦
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
“曲”で始まる語句
曲
曲者
曲輪
曲線
曲角
曲事
曲物
曲玉
曲彔
曲舞