“曲学阿世”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょくがくあせい75.0%
きよくがくあせい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
学問のためにのみ学問する学徒の無能や、論議のために論議のみして日を暮している曲学阿世きょくがくあせいの仲間から逃げたのである。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「まったく、あさましい神経質な野郎じゃないか。キザな野郎だ。曲学阿世きょくがくあせいという奴だよ。お前自身は何者なんだ。不快な連中の集る席へ、何だって、お前は出席するんだ」
不連続殺人事件 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
仏陀は現に阿含経あごんきやうの中に彼の弟子の自殺を肯定してゐる。曲学阿世きよくがくあせいの徒はこの肯定にも「やむを得ない」場合の外はなどと言ふであらう。
或旧友へ送る手記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)