“きょくがくあせい”の漢字の書き方と例文
語句割合
曲学阿世100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
学問のためにのみ学問する学徒の無能や、論議のために論議のみして日を暮している曲学阿世きょくがくあせいの仲間から逃げたのである。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「まったく、あさましい神経質な野郎じゃないか。キザな野郎だ。曲学阿世きょくがくあせいという奴だよ。お前自身は何者なんだ。不快な連中の集る席へ、何だって、お前は出席するんだ」
不連続殺人事件 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
少しく自分の説と異なればただちに曲学阿世きょくがくあせいだとか、俗論ぞくろんだとか売国的説だとか異端いたんだとか議論はそっちのけにして、論者の動機やら人格までをかれこれ言うようなことは
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)